お知らせ NEWS

  • 2023-05-23 お役立ち情報 遺品整理

    終活は何から始める?やることリストや始めるタイミングを解説

    「いつから終活を始めるべき?」

    「終活は何から始めたら良いの?」

    このようなお悩みはありませんか?

    「終活」とは、自分の人生のゴールに向けた準備をすることです。開始のタイミングは決まっておらず、始めたいと思ったときが始めどきです。生前整理や遺言書の作成、さまざまな意思表示など、終活で行うことは多岐にわたります。

    今回は終活を始める時期や、具体的な内容について紹介します。

    またスムーズにすすめるポイントや、やってはいけない失敗事例についても合わせて解説していますので、終活をお考えの方はぜひ本記事を参考にしてください。

    終活とは人生の最期を迎えるための活動のこと

    「終活」とは、人生の最期に備えるための活動や準備のことです。お金や人間関係の整理、遺言書の作成やお墓の準備など、幅広い内容が含まれます。

    この「終活」が広く浸透した理由の一つに、高齢化が挙げられます。介護の担い手不足や社会保障制度の変化により、「自分で最期の準備をしなければならない」との意識が広がったためです。

    「終活」という言葉は、2012年の流行語大賞にノミネートされ、高齢者だけでなく幅広い世代から認知されるようになりました。

    死への準備というと恐怖を感じるかもしれません。しかし終活は終わりの準備であるとともに、より良い老後を生きるための第一歩でもあるのです。

    終活を行う目的

    終活を行う目的は主に次の2つです。

    • 家族の負担を軽減する
    • 人生を振り返り気持ちを整理する

    家族の負担を軽減する

    終活をすることにより、家族の負担が軽減できます。

    自分がこの世から旅立ったあとには銀行や役所の手続き、お墓や葬儀の準備など、残された家族がやらなければならないことはたくさんあります。

    大切な家族が亡くなったばかりのときは、気持ちが動揺して何から手をつけたら良いかわからない場合もあるでしょう。

    そんなとき、死後の準備や整理もしていない状態だと、家族は途方に暮れてしまうかもしれません。

    生前から身の回りの整理や財産管理、相続の意思表明をしておくことによって、家族はさまざまな手続きの負担から解放されるはずです。

    また遺言書を作成しておけば、身内間の相続トラブルを防げます。

    このように、終活は残された家族の負担を減らす目的があります。

    人生を振り返り気持ちを整理する

    終活を通してこれまでの人生を振り返ることで、自分の気持ちを整理できます。

    終活には、過去の思い出を振り返る作業が多くあり、その過程で自分自身の人生を客観的に見つめることができます。そうすることで今まで気づかなかった自分の考えや、やり残したことに気づき、より良い老後を迎えるきっかけとなることも。

    また旅立ちの準備をすることで老後の不安に備えられ、精神的に安定して過ごせるメリットもあります。

    このように終活は身の回りの整理だけでなく、気持ちを整理するうえでも良い機会となるでしょう。

    終活はいつから始める?

    終活は「何歳から始めれば良い」という明確な区切りはありません。

    一般的には、人生の転機において終活を始める人が多いようです。ここでは具体的な終活を始める時期について、3つのケースを紹介します。

    • 子どもが自立したとき
    • 定年退職したとき
    • 家族や友人が亡くなったとき

    例1. 子どもが自立したとき

    子どもが自立したときは、終活を始めるタイミングとしておすすめです。

    子どもたちが巣立ち、家族構成が変わると、生活スタイルも変化します。これまで子ども中心だった生活から、自分自身を大切にする生活へと移行する時期です。

    このような時期に終活を始めることで、新しい生活スタイルに合わせた準備ができるようになります。また時間的な余裕が生まれるため、終活に取り組みやすいときでもあります。

    子どもが自立したタイミングで終活をはじめてみるのも良いでしょう。

    例2. 定年退職したとき

    定年退職を迎えたタイミングで、終活を始める人も少なくありません。

    退職後の生活は、これまでと大きく環境が変わります。時間に余裕ができるため、今後の生活について考える機会も増えます。

    セカンドライフを充実させるためにも、定年退職の時点で人生を振り返り、身の回りの整理をしておくことは重要です。

    退職後の人生を楽しむために終活を行うことで、今後の人生に必要なことが見えてくるでしょう。そうすることで今後の生活にもより良い影響を与えるはずです。

    定年退職したばかりのときは、体力があり、気持ちも元気な状態です。加えて自由な時間が確保できるため、終活を始めるのに最適な時期と言えます。

    例3. 家族や友人が亡くなったとき

    家族や友人が亡くなったときに、必要性を感じて終活を始める人もいます。

    身近な人が亡くなると、自分の死について深く考えるようになるものです。

    また死後の手続きなどを経験すると、何が大変なのかを身をもって知ることになります。特に身近な親戚や友人が亡くなると、自分ごとのように感じ、終活に取り組む動機が生まれることもあります。

    そのため家族や友人が亡くなったときは、終活を始めやすいタイミングの一つと言えるでしょう。

    終活は何から始める?やることリスト

    具体的な終活の内容を8種類紹介します。

    • エンディングノートを作成する
    • 生前整理(不用品整理)をする
    • 資産の整理をする
    • 遺言書を作成する
    • デジタルデータの整理をする
    • 葬儀やお墓の準備をする
    • 医療や介護の意思表示をする
    • 友人・知人リストの作成

    エンディングノートを作成する

    終活を行う際に、まず手をつけたいのがエンディングノートの作成です。エンディングノートとは万が一のときに備え、自分に関する情報や家族へ伝えておきたい情報を書き記した備忘録のことです。

    エンディングノートには遺言書のように決まりがなく、書式も自由。市販のノートや便箋でも構いません。

    エンディングノートは自治体のホームページから、ダウンロードもできます。たとえば神奈川県茅ヶ崎市ではこのようなエンディングノートを配布していますので、利用してみてはいかがでしょうか。

    なお保管場所は、わかりやすい場所にしましょう。たとえば金庫や普段使う机の引き出し、本棚など、本人の覚えやすい場所がおすすめです。

    また記載した状況や本人の意思は変わることも考えられるため、書き終えたあとは、定期的に見直しましょう。

    生前整理(不用品整理)をする

    生前に不要なものを処分しておくことにより、遺品整理での家族の作業負担が大幅に軽減されます。

    生前整理は時間と労力がかかるので、元気なうちにすませておきたい作業です。

    とはいえ持ち物が多いと、自分や家族だけで片付けるのは難しいケースもあるでしょう。そのような場合は業者による生前整理サービスを利用してみましょう。

    生前整理のサービスは不用品の処分だけでなく、希望に合わせた仕分けが可能です。仙台地域で片付けのプロに生前整理を依頼したい場合は、エコリサイクルまでお問い合わせください。

    資産の整理をする

    お金の把握をして、資産整理することも重要です。資産整理では、資産を財産目録等に記録したり、口座やクレジットカードをまとめたりします。

    資産整理で最初に行うことは、現在保有している資産のリストアップです。資産には以下のようなものがあります。

    • 預貯金
    • 現金
    • 不動産
    • クレジットカード
    • 携帯電話
    • 自動車
    • 生命保険
    • 仮想通貨・FX
    • 株・債券・投資信託

    この中から生活費に充てるお金と、医療や介護など老後に備えておきたいお金、遺産として残しておきたいお金に分けておきましょう。残すお金については遺言書の作成をおすすめします。

    また資産には負債も含まれるため、忘れずに記載しておくことが大切。本人しか知らない借金がある場合、相続の際に親族でもめることもあるため注意が必要です。

    遺言書を作成

    遺言書とは、自分の財産の分配方法について、意思を表明するための法的な文書です。

    遺言書がない場合、相続人同士で財産を分けることになり、家族間でのトラブルが生じる可能性もあります。そのため、遺言書を作成し、財産の分配方法を明確にすることが重要です。

    遺言書には大きく分けて3種類あります。

    種類 作成者 保管場所 作成費用目安
    公正証書遺言 公証人 公証役場 財産額による(2〜5万円程度)
    自筆証書遺言 遺言者 自宅もしくは法務局 法務局に保管する場合は3,900円
    秘密証書遺言 決まりはない 決まりはない 1万1,000円

    なお遺言書とエンディングノートの違いは、法的効力の有無です。遺言書は法的効力がありますが、エンディングノートにはありません。

    デジタルデータの整理をする

    デジタルデータとはPCやスマートフォンに保存されたデータや、契約しているデジタルサービスやアカウント、オンラインの口座情報などを指します。終活において、これらを整理しておくことが重要です。

    本人の死後、IDやパスワードがわからないままで解約できないと、残された家族が困ることもあります。

    デジタルデータの整理では、まずどのようなデータがあるかを把握し、それらを処分するものと残すものに分けておきます。不要なデータは削除し、アカウントは解約手続きを行いましょう。

    残しておきたいデジタルデータは、亡くなったあとのデータ処分方法をエンディングノートにメモをして伝えると良いでしょう。ただし金融機関のIDやパスワードなどはお金に関わることなので、悪用されないためにもパスワードマネージャーを使用するなどして、安全に管理することをおすすめします。

    葬儀やお墓の準備をする

    自分の葬儀方法やお墓の建て方については、あらかじめ家族に希望を伝えておくことが大切です。

    特に亡くなった直後の家族は、心理的に不安定な状態でさまざまな意思決定をしなければなりません。後になって当時の選択を後悔することもあるのだとか。

    前もって本人から葬儀やお墓の希望を伝えておけば、いざという時も慌てずに済み、家族の心理的負担を減らせます。

    ただし、自分の要望だけを押し付けるのは避けましょう。たとえばお墓はいらないとご本人が選択したことで、後々子どもが親族から非難されるケースもあるのだそう。

    自分の要望を伝えることは大切ですが、あくまでも葬儀やお墓のことを執り行うのはご家族です。双方で話し合い、納得のいく形で進めることがベストです。

    医療や介護の意思表示をする

    急な病気になり、自分の意思を伝えることができなくなった場合に備えて、医療や介護の意思表示をしておくことが大切です。

    エンディングノートには、どのような医療・介護を望むのかを具体的にまとめておきましょう。たとえば臓器提供の意思や延命措置についても、自分の希望を記載しておくことが重要です。

    ただし、人生には変化がつきものです。希望が変わった場合は、エンディングノートを更新して、最新の内容にしておきましょう。

    友人・知人リストの作成

    自分が亡くなったことを、友人や知人に伝えてほしいと思う人もいます。その場合は伝えたい人の連絡先をまとめておきましょう。

    ただし、名前と連絡先だけを伝えても、残された家族がどうすれば良いか困ってしまうことがあります。そのため、知らせたい目的別に連絡先を分類し、どのような連絡を取りたいかを明確にしておくことが重要です。

    たとえば葬儀に参列してほしい人、最後のお別れをしたい人、葬儀後に伝えたい人などの分類方法があります。

    必要な情報として名前以外にも、住所や電話番号、勤務先やメールアドレスなどを記載しておくことも忘れないようにしましょう。

    終活をスムーズにすすめるために

    終活をスムーズに進めるためのコツを4つ紹介します。

    • 元気なうちから始める
    • 優先順位をつけてから始める
    • 困ったら専門家に相談する
    • 「○○すべき」にとらわれすぎない

    元気なうちから始める

    終活は時間と手間のかかる作業です。できるだけ元気なうちから始めましょう。

    不用品整理や葬儀・お墓の準備では体力を、資産整理やデジタルデータの整理などでは頭を使います。またさまざまな手続きが必要となり、時間と労力がかかります。

    終活を始めるのに早すぎることはありません。思い立ったが吉日。なるべく元気と体力のあるうちから始めましょう。

    優先順位をつけてから始める

    終活の作業は多岐にわたるため、それぞれに優先順位をつけてから始めましょう。

    全てを一度に片付けようとしても、簡単に終わらせられる作業ばかりではありません。自分にとって優先すべき項目から手をつけていきましょう。作業が思うように進まない場合は、他の項目に移っても構いません。

    なお最初の作業でおすすめなのは「生前整理(不用品整理)」です。他の作業と比べて体力が必要になるため、少しでも元気なうちに進めておいたほうが良いからです。

    とはいえ、やり方は人それぞれなので、自分なりの優先順位をつけて終活を始めましょう。

    困ったら専門家に相談する

    終活において疑問点が生じた場合は、専門家に相談しましょう。

    特に相続や遺言書の作成については法律に関わることが多いため、不明な点がある場合は、専門知識を有する人に相談したほうが安心です。

    なお相続に関する専門家としては税理士、弁護士、司法書士、銀行などがあります。また自治体でも相続相談を行っている場合がありますので、ぜひご活用ください。

    「○○すべき」にとらわれすぎない

    これまで紹介してきた終活は、「絶対にしなければならないこと」ではありません。

    確かに終活は、残された家族の負担を軽減するためにも行われるものです。しかしそれだけでなく、自分自身の残された人生と向き合い、より良い老後を過ごすためのものでもあるのです。

    だからこそ、終活を楽しむ気持ちで少しずつ始めていくことをおすすめします。

    失敗事例に学ぶ!終活でやってはいけないこと

    基本的に終活のやり方にルールはありません。しかし一生懸命準備したのに失敗してしまった……ということがないようにしたいものです。

    過去の失敗例を参考にして、本人やご家族にとって納得のいく終活を目指しましょう。

    エンディングノートの保管場所を知らせない

    エンディングノートは書き上げたら終わりではありません。保管場所をきちんと家族へ伝えておく必要があります。

    たとえば「急な病で寝たきりになってしまう」「不慮の事故で帰らぬ人になってしまう」など予期せぬことが起きる可能性もあります。そうなったときに、エンディングノートがどこにあるかわからなければ、自分の意思や希望を伝えられません。

    また家族が終活をしていたことを、知らなかったケースもあります。

    エンディングノートは書くと決めた時点で、家族に存在と保管場所を知らせておきましょう

    一人で終活を行なってしまう

    終活を一人で進めてしまうと、家族の気持ちを無視したものになることがあります。よって家族の考えも聞きながら、進めていくことが望ましいでしょう。

    たとえば本人が「海へ散骨したい」と希望しても、家族が「墓地や霊園へ納骨したい」と考えれば、気持ちのすれ違いで関係にヒビが入ることもあります。そうならないためにも、できるだけ家族と話し合って決めましょう。

    話し合いが難しい場合は、希望理由を一緒に記載しておくのもおすすめです。家族が理解・納得できるよう、エンディングノートに書き加えておきましょう。

    終活でよくある質問

    終活においてよくある質問をまとめました。

    • 身寄りなしのおひとりさまに終活は必要?
    • 終活と身辺整理はどう違うの?
    • 終活で家族ができることはある?

    身寄りなしのおひとりさまに終活は必要?

    終活は家族の負担を減らすためのものと思われがちですが、実は身寄りのないおひとりさまにこそ必要です。その理由は以下のとおりです。

    • 孤独死のリスクを軽減できる
    • 自分自身の人生を見つめ直せる
    • 自分が旅立った後の処分や手続きの不安を解消できる

    高齢者の一人暮らしには、さまざまなリスクがあります。配偶者や子どもなど、すぐに頼れる人がいないため、金銭面以外にも備えておかなければなりません。

    終活で行うことはこれまで紹介した内容と同じですが、おひとりさまの場合は人とのつながりも加えておきたいものです。たとえば病院へ入院する際には身元保証人が必要となる場合が多く、身内がいない場合は知り合いや専門業者へ依頼することになります。

    そのほか高齢者の見守りサービスや、地域のコミュニティーへの参加もおすすめです。安否確認をしてもらえるようになるので、孤独死のリスクが減らせます。

    終活と身辺整理はどう違うの?

    似たような意味と思われがちな終活と身辺整理には、以下の違いがあります。

    • 終活:残りの人生をより良いものにするため、または残された家族の負担を減らすため、生前に行う活動
    • 身辺整理:ご本人が生きている間にモノや人間関係の整理をすること

    終活の一環として、身辺整理が行われるということです。

    終活で家族ができることはある?

    ご家族の方が終活を手伝う方法は、いくつかあります。

    たとえば、不用品整理が挙げられます。大きな家具の処分はもちろん、必要なものと不要なものを分ける作業は高齢者にとって負担が大きいもの。荷物の運び出しや細かい荷物の仕分けの援助ができます。

    また、情報収集も子どもが手伝えることの一つです。高齢者の中にはリサーチに時間や手間がかかり、情報収集がおっくうと感じる人もいるかもしれません。

    しかし、今はスマートフォンやPCがあれば、医療やお墓、葬儀の情報などを簡単に調べることができます。さまざまな手続きもふまえ、ご家族による支援が可能です。

    家族が手伝う際に注意したいのは、ご本人の意思を確認せずに、手続きを進めてしまうことです。自分のことなのに、自分の知らないところで勝手に物事が進んでしまうことに、抵抗を感じる人も少なくありません。

    家族が手伝う際はコミュニケーションをとりながら、本人の気持ちを尊重して、進めていきましょう。

    終活準備をして老後を自分らしく生きよう

    終活には、やるべきことがたくさんあります。特に時間と労力が必要な生前整理でお悩みの方は、エコリサイクルにご相談ください。

    当社は丁寧・親切・明朗会系をモットーとしており、お客様満足度では97.3%(当社調べ)と評価されております。

    生前整理は荷物が多いほど、大変な作業です。片付けのプロであるエコリサイクルにご依頼いただければ、仕分けから処分まで全て対応いたしますので、生前整理の時間を他の終活に回していただけます

    生前整理で不明な点がございましたら、お気軽にエコリサイクルまでお問い合わせください。

不用品回収・粗大ゴミのことなら
おまかせください!
お見積り・基本料金・出張料 無料!

ページTOP