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  • 2023-03-31 お役立ち情報

    ゴミ出しを夜にすると違法?朝ゴミ出しできない人に向けたヒントも紹介

    「ゴミ出しの時間は朝8時までと決められているが、その時間には持っていけない」など、指定された時間内にゴミを出せないことで悩んでいる人はいませんか? 中には「朝はゴミを出せないんだから仕方ない」と夜にゴミを出してしまっている人もいるかもしれません。

     

    しかし、指定時間でないときにゴミを出すのは「不法投棄」になることがあります。ゴミ出しのルールは法律に則って定められているため、ルールを無視すると法律違反になってしまう可能性があるのです。

     

    この記事では、ゴミ出しに関する法律や自治体などによるゴミ出しルール夜にゴミ出しをするリスクなどについて解説します。指定時間にゴミを出せない人のためのヒントも紹介しますので、参考にしてみてください。

    夜のゴミ出しは法律違反になることがある!

    夜のゴミ出しは法律違反に該当することがあります。ゴミ出しに関する法律には以下の2つがあります。

     

    • 廃棄物処理法
    • 軽犯罪法

     

    それぞれ解説します。

    廃棄物処理法

    廃棄物処理法の正式名称は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」。ゴミの出し方や生活環境を守るためのルールなどを規定している法律で、廃棄物処理業者だけでなく個人にも適用されます。

     

    自治体で決めているゴミ出しのルールは、廃棄物処理法に則って定められています。そのためゴミを出す私たちは、自治体のルールを守らなければならず、もし違反すれば法律違反になるのです。

     

    廃棄物処理法の第16条には「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」とさだめられています。これはつまり、自分の都合でゴミ出しのルールを破ってはいけないということです。

     

    加えて、廃棄物処理法の第6条の二4項には以下のような定めもあります。

    「自ら処分しない一般廃棄物については、その一般廃棄物処理計画に従い当該一般廃棄物を適正に分別し、保管する等市町村が行う一般廃棄物の収集、運搬及び処分に協力しなければならない。

     

    以上のことから、仕事や家庭の都合でやむを得ないとしても、自治体で定められたゴミの出し方に従うことが必要であるとわかります。

    軽犯罪法

    軽犯罪法とは、日常生活に起こり得る迷惑行為を取り締まる法律です。軽犯罪法第1条では、33の行為を罰則の対象としています。

     

    その中の27号には「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」という規定があります。ゴミ出しのルールを破る行為は公共の利益に反する迷惑行為とみなされるため、軽犯罪法にも抵触する可能性があるのです。

    夜のゴミ出しが違法かどうかは地域や住まいのルールによって異なる|ルール例

    夜のゴミ出しが法律に違反する可能性があるとお伝えしましたが、これは自治体や住まいのルールによっても異なります。ここからは、自治体や住まいによって異なるゴミ出しのルールを紹介します。

    夜のゴミ出しを義務付けている自治体

    福岡市は全国的にもめずらしく、夜のゴミ出しを義務付けています。福岡市のホームページには以下のように書かれています。

     

    「夜間に収集しますので、決められた日の日没から(暗くなってから)夜12時までに出してください。」

    引用元:家庭ごみの出し方(ごみ出しルール)|福岡市

     

    福岡市では夜間にゴミを収集しています。そのため夜にゴミ出しをするのがルールとなっており、逆に朝にゴミを出してしまうと法律違反になってしまいます。

    朝〇時~〇時までと決めている自治体

    ゴミ出しの時間を「朝〇時~〇時まで」と決めている自治体もあります。山形市と神戸市の例を紹介します。

     

    「ごみは、収集日当日の朝6時~8時に、町内会等で決められた集積所に出してください。」

    引用元:ごみ収集日程|山形市

     

    「収集日当日の午前5時00分から午前8時00分までの間に出しましょう」

    引用元:ごみ出し基本ルール|神戸市

     

    このようにゴミ出しの時間を指定されている場合は、定められた時間内に出さなければなりません。指定時間以外にゴミ出しをした場合は違法になります。

    「朝〇時まで」の部分のみ決めている自治体

    自治体の中には、ゴミ出しの時間を「朝〇時まで」とだけ指定しているところもあります。仙台市や名古屋市を例にみてみましょう。

     

    ごみと資源物は、収集日当日の、早朝から朝8時30分までに出しましょう。

    引用元:ごみの分け方・出し方の基本|仙台市

     

    当日の朝、8時(中区は7時)までに出してください。

    引用元:可燃ごみの分け方・出し方(暮らしの情報)|名古屋市

     

    ゴミ出しの時間が「〇時まで」としか指定されていない場合「早朝から」と指定されている場合、何時からゴミを出してよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。明確な回答はありませんが、「6時頃から」という認識が一般的なようです。

     

    一般常識として早すぎる時間にゴミ出しをすると、近隣の迷惑になることもあります。場合によっては違法だとみなされることもありますので注意しましょう。

    独自ルールがあるアパート・マンション

    アパートやマンションなどの場合、ゴミ出しに独自のルールを設けている場合もあります。入居したらゴミ出しの方法や時間を確認し、ルールに従ってゴミを出すようにしましょう

     

    「いつでもゴミ出しOK」の場合は、もちろん夜にゴミを出しても違法ではありません。一方、ゴミ出しに時間の指定がある場合は、時間を守らないと法律違反になってしまいます。

    多くの自治体が夜のゴミ出しをNGとしている理由

    ほとんどの自治体は、夜のゴミ出しを禁止しています。それは以下のようなことが起こり得るからです。

     

    • 不法投棄を誘発してしまう
    • 放火や騒音のリスクがある
    • 動物に荒らされるリスクがある

     

    それぞれみていきましょう。

    不法投棄を誘発してしまうから

    夜のゴミ出しを禁止する理由のひとつに「不法投棄を誘発してしまうこと」が挙げられます。

     

    そもそも不法投棄を誘発する場所的要因として、以下の2点が考えられています。

    • いつも汚れている場所
    • 周囲に人がいない場所

     

    夜、ゴミ置き場にゴミが放置されていると、長時間ゴミが置かれている汚い場所だと認識されやすくなります。本来捨ててはいけない場所であるにもかかわらず、ゴミを捨てることへの抵抗感が少なくなってしまい、さらなる不法投棄を誘発してしまうのです。

    放火や騒音のリスクがあるから

    「放火や騒音のリスクがあること」も、多くの自治体が夜のゴミ出しを禁止している理由のひとつです。

     

    放火は例年、出火原因の上位となっています。放火犯は燃えやすいものに火をつける傾向があります。そのため人通りの少ない夜のゴミ置き場にゴミが放置されていると、放火犯に目をつけられる危険性が高くなってしまうでしょう。

     

    また、ゴミ置き場周辺に住んでいる人にとっては騒音も大きな問題です。一人あたりのゴミ出しの時間は短時間ですが、多くの人が次々とゴミ置き場に来てしまうと、周辺に住んでいる人にとっては迷惑に感じてしまうこともあるでしょう。

     

    とくに夜は音が響きやすいため、ゴミ袋の音や歩く音のようなささいなものでも不快に感じてしまうかもしれません。このような近隣住民への配慮もあり、夜のゴミ出しを禁止している自治体もあるようです。

    動物に荒らされるリスクがあるから

    「動物に荒らされるリスク」を考慮し、夜のゴミ出しを禁止している自治体もあります。夜にゴミを長時間放置していると、タヌキやハクビシン、ネコなど多くの野生動物からエサとして狙われるリスクがあります。

     

    ネットやシートで覆っていれば大丈夫だと思うかもしれません。しかし、動物はゴミだけを引っ張り出すことが可能です。ゴミ置き場にフタや扉がついていてもカギがついていなければ、動物対策が万全とはいえないでしょう。ゴミが動物に荒らされると、景観を損ないますし衛生的にもよくありません

     

    ちなみに、ゴミを荒らす動物といえば、カラスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかしカラスは昼間に活動する習性をもつため、夜にゴミを荒らす犯人ではありません。とはいえ朝早い時間には活動をはじめるため、あまりに早くゴミを出すと、カラスに荒らされる危険性も高くなるでしょう。

    夜のゴミ出しがNGの自治体で夜にゴミを出すとどうなる?

    夜のゴミ出しを禁止している自治体に住んでいる人の中には、「朝にどうしてもゴミを出せない。少しくらいなら出してもよいのではないか」と考えてしまう人もいるのではないでしょうか。

     

    ここからは、夜のゴミ出しがNGとなっている自治体で夜にゴミを出した場合のリスクについて説明します。

    考えられる近隣トラブルとは

    前章で紹介した放火や騒音のトラブル以外に、ゴミから発生する悪臭も近隣トラブルにつながりやすいです。

     

    とくに気温や湿度が高い夏場に長時間ゴミを放置すると、悪臭が発生しやすくなり、近隣住民の生活にも支障をきたすと考えられます。ゴミを動物に荒らされてしまった場合は、臭いもさらに強くなるでしょう。

     

    動物に荒らされてゴミが散乱してしまうと、ゴミを目当てに別の動物やゴキブリ、ハエなども近寄ってきます。不衛生な状況になってしまい、近隣住民の健康に影響を及ぼすリスクも否定できません。

    近隣トラブルの例

    夜のゴミ出しが原因で実際に起こった近隣トラブルを紹介しましょう。

     

    • 近隣住民が夜にゴミ出しをするため、生ゴミが動物に荒らされたり長時間放置されたりしている。悪臭がひどく耐えられない。
    • 夜にゴミを出す人の音がうるさい
    • 最初はときどき見かける程度だったが、最近は夜にゴミ出しをする人が増えてきたように感じる。放火リスクなども考えると不安で仕方がない。
    • 夜のゴミ出しを注意したら嫌がらせをされた。

     

    夜にゴミ出しをすることは、ゴミ置き場の近くに住む人に不快感を与えてしまいます。過去には、ゴミ出しのトラブルがきっかけで大きな事件が起きてしまったこともありました。ゴミ出しのルールを守ることは、近隣住民との良好な関係性を構築するうえでも大切なことといえそうです。

    夜しかゴミ出しできない人のためのヒント5選

    ここまで、夜のゴミ出しが禁止されている理由や、夜にゴミ出しをするリスクについて説明してきました。とはいえ、「仕事などの都合で朝はどうしてもゴミを出せない」という人もいるでしょう。

     

    そのような人は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。

     

    • 自治体のゴミ処理施設に持ち込めるか確認する
    • 朝ゴミ出しできる日までためておく
    • 会社でゴミを捨てられないか相談してみる
    • スーパーなどの回収ボックスを活用する
    • 近所の人に頼む

     

    ひとつずつ紹介します。

    自治体のゴミ処理施設に持ち込めるか確認する

    家庭ゴミの処分方法として、自治体が設置しているゴミ処理施設に直接持ち込む方法があります。自治体のホームページなどで、家庭ゴミを持ち込めるゴミ処理施設があるか確認してみましょう。その際、持ち込み方法や手数料なども調べておくとよいでしょう。

     

    仙台市の場合、家庭ゴミを持ち込めるのは今泉工場と葛岡工場の2か所です。いずれも指定袋ではない袋、もしくはひもでまとめて持ち込むよう決められています。手数料は100kgまで1,500円となっているため、ある程度まとめて持ち込むのがよいでしょう。ゴミをためておく際のポイントは次章でお伝えします。

     

    仙台市におけるゴミの自己搬入についてはこちらをご確認ください。

    自分で処理施設に持ち込むとき(自己搬入)|仙台市

     

    朝ゴミ出しできる日までためておく

    普段は夜しかゴミを出せなくても、仕事のシフトなどによっては朝出せることもあるでしょう。そのような場合は、朝ゴミを出せる日までゴミをためておくことも検討しましょう。

     

    ゴミをためておくとなると気になるのが臭いです。ゴミの臭いを軽減させる方法には、以下のようなことがあります。

     

    • 食品が直接入っていた袋や容器を入念に洗う
    • 生ゴミの水分をしっかりと切る
    • 生ゴミに重曹やコーヒーの抽出カス、緑茶の出がらしなどを混ぜる
    • 生ゴミを新聞紙で包む
    • ゴミ袋を二重にする

     

    とくに夏場に長期間ゴミを捨てられない場合は、「生ゴミ処理機」を購入するのもおすすめです。生ゴミ処理機とは、微生物や熱風の力で生ゴミを分解してくれる機械のこと。ゴミの量も減らせるうえ、臭いもなくしてくれます。2万~7万円ほどかかりますが、補助してくれる自治体もあります。購入する際は調べてみるとよいでしょう。

     

    仙台市では令和4年度に「家庭用電気式生ごみ処理機購入費助成」の制度を設けていました。なお令和5年3月時点で、令和5年度についての発表はありません。気になる人は、こまめにホームページをチェックする、もしくは問い合わせるなどしてみてもよいかもしれません。

    会社でゴミを捨てられないか相談してみる

    仕事で朝にゴミ出しができない場合は、会社に相談してみる方法もあります。中には、会社でのゴミ出しを認めてもらえた人もいるようです。認められない場合でも、なんらかのヒントを得られるかもしれません。

    スーパーなどの回収ボックスを活用する

    資源として再利用できるものは、スーパーなどで回収していることもあります。ただし、トレイや牛乳パック、ペットボトルなどに限られることや、キレイに洗って乾かしておく必要があることは頭に入れておきましょう。利用する際は、回収ボックスのルールを守ることが大切です。

     

    少々の手間はかかりますが、トレイやペットボトルといったかさばるものをその都度処分できる点は魅力です。近くに回収ボックスを設置しているスーパーがある人は、ぜひ活用してみてください。

    近所の人に頼む

    近所付き合いの程度にもよりますが、近所に親しくしている人がいる場合は、ゴミ出しをお願いするのもひとつの方法です。ただし、週に何度もとなると頼みにくいでしょうから、他の方法と組み合わせることをおすすめします。またゴミ出しをお願いする場合は、分別を徹底したり臭いに気を配ったりする配慮も忘れないでください。

    指定時間のゴミ出しが難しくても絶対やってはいけない2つのこと

    指定時間にゴミ出しができないからといって、ルールを無視してゴミを出したり、コンビニやスーパーに捨てたりすることは、決してしてはいけません。ここではこれら2点についてお伝えします。

    ルールを無視してゴミ出しをする

    やむをえない理由があったとしても、ルールを無視してゴミを出す、以下のような行為は禁止です。

     

    • 朝にゴミを出すよう指定されているのに、夜出してしまう
    • 本来自分がゴミを出す場所でない場所に捨ててしまう

     

    ゴミを出すときには、指定された場所と時間を守らなければなりません。守らなければ、廃棄物処理法に違反することとなり不法投棄とみなされますので、十分に注意しましょう。

    コンビニやスーパーに捨てる

    指定時間にゴミを出せないからといって、コンビニやスーパー、公園などのゴミ箱に家庭ゴミを捨ててはいけません。このような行為も不法投棄に該当します。

     

    実際に、家庭ゴミをショッピングセンターにある駐車場に捨てた女性が書類送検されたこともあります。家庭ゴミを公共の場所に捨てることは違法行為です。指定時間内にゴミ出しができない場合でも、最後まで責任をもってゴミを処分するよう心がけましょう。

    【まとめ】夜しかゴミ出しできない人もルールを守るべき!正しく捨てられる方法を考えよう

    生活スタイルによっては、朝のゴミ出しが難しいケースもあるでしょう。しかし自治体や住まいで決められたルールは守らなければなりません。「夜しかゴミ出しできない」と困っている人も、ルールに従って正しく捨てられる方法がないか、もう一度検討してみてください。

     

    ちなみに引っ越しや遺品整理時に出る大量のゴミも、いつものゴミ置き場には出せません。あまりに多くのゴミを出してしまうと、他の人がゴミを捨てられなくなってしまうからです。夜のゴミ出しが違法になり得ることとあわせて覚えておきましょう。

     

    引っ越しや遺品整理時には粗大ゴミも発生するため、自治体のゴミ処理場にまとめてもっていくのがおすすめです。けれども「そんな時間ない!」という方もいることでしょう。

     

    大量のゴミや粗大ゴミの処分でお困りの際は、ぜひ「エコリサイクル」におまかせください。リサイクルに力を入れているため、回収費用は業界最安値お見積りや基本料金、出張料は無料です。宮城県内全エリアに対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

     

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