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  • 2025-06-18 お役立ち情報 遺品整理

    遺品供養は必要ない?お焚き上げを依頼する方法や費用相場を紹介

    「両親の遺品をなかなか処分できない」「遺品を供養すべきか悩んでいる」このような思いを抱える方は多いのではないでしょうか。

    大切な故人が使っていたものをただ捨てることに、後ろめたさや迷いを感じるのは当然のこと。そんなときに選択肢となるのが「遺品供養」です。遺品供養を行うことで気持ちの整理がつき、大切な遺品を安心して手放せる場合もあります。

    この記事では、遺品供養の基本知識や依頼方法、費用の目安を紹介します。自分で遺品供養する方法についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

    なお、故人の遺品を捨てられない理由については、下記の記事で詳しく解説しています。

    関連記事:故人の遺品を捨てられない理由|断捨離のコツや遺品整理の手順も紹介

    遺品供養とは

    遺品供養とは故人が大切にしていた品々を感謝の気持ちを込めて供養し、天に還す行為を指します。

    遺品供養では、僧侶に読経をしてもらい、故人の冥福を祈ることが一般的です。

    また読経と共に遺品を焼却する「お焚き上げ」は、遺品を天に還し、魂を鎮めるとされています。

    ここでは遺品供養の必要性や遺品供養できるもの・できないもの、遺品供養を行う時期を紹介します。

    遺品供養は必ずしも必要ない

    遺品を処分する際、遺品供養は必ずしも必要なことではありません

    「ものに魂が宿る」という考え方には、宗派や個人の信仰、育ってきた文化的背景などによって違いがあります。そのため、すべての人が遺品供養を行うべきというわけではなく、供養せずに処分することが悪いとも限りません。

    しかし宗派や信仰に関わらず、故人が大切にしていたものに対して「そのまま捨ててしまうのは気が引ける」「何となく処分できない」と感じる方は多くいます。

    遺品を処分することに後ろめたさを感じる場合、遺品供養という形で気持ちに区切りをつけることが、遺族にとって精神的な助けとなることがあります。

    重要なのは、他人の価値観に左右されることではなく、自分自身や家族が「これで良かった」と心から納得できる形で遺品を手放すことです。

    遺品供養できるもの・できないもの

    遺品供養の対象は、基本的に故人が愛用していたものであれば、メガネや杖といった小物から、机や椅子といった家具まで幅広く対応してくれます。

    ただし、お焚き上げを行う場合は一般的に可燃物に限られます。

    下記の表は、一般的にお焚き上げで遺品供養できるもの・できないものです。依頼する神社やお寺などによっても異なりますが、目安として参考にしましょう。

    お焚き上げできるもの お焚き上げできないもの
    仏壇・ご本尊・神棚・写真・日記・手紙・アルバム・名刺・結納品・本・雛人形・こいのぼり・掛け軸・絵画・衣類・靴・寝具・ぬいぐるみ・杖 など パソコン・家電製品・ビニール製品・プラスチック製品・ガラス製品・陶器・爆発物・スプレー缶・遺骨 など

    故人が生前に愛用していたものであれば、机や椅子といった家具もお焚き上げの対象になることがあります。

    ただし燃やすことで有害物質が発生するものや、爆発の危険があるものについては、対象外です。

    お焚き上げできるものは、お寺や神社、業者によって異なるため、事前に問い合わせて確認しておきましょう。

    遺品供養をする時期

    遺品供養は、遺品整理のタイミングに合わせて行うと、物品の整理と気持ちの整理を同時に進められます。

    遺品整理を行う時期は人それぞれ異なりますが、一般的には下記のタイミングがおすすめです。

    • 葬儀が終わったタイミング(故人が亡くなってから1週間以内)
    • 諸手続きが終わったタイミング(故人が亡くなってから2週間)
    • 賃貸物件の契約終了日のタイミング(故人が亡くなってから1か月)
    • 四十九日の法要のタイミング(故人が亡くなってから49日)
    • 相続税の申告前(故人が亡くなってから6〜8か月)
    • 気持ちの整理ができてから(故人が亡くなってから1年〜)

    これらのタイミングはあくまで目安であり、家族の状況や心の準備に合わせて無理のないペースで進めましょう。

    遺品整理を行う時期については、下記の記事で詳しく説明しています。

    関連記事:遺品整理はいつから始めるべき?一般的なタイミングとやり方・注意点を紹介

    遺品供養の種類

    遺品供養にはいくつかの種類があります。状況や希望に応じて自分に合った方法を選びましょう。

    • 合同供養
    • 個別供養
    • 現場供養

    合同供養

    合同供養とは、複数の家庭の遺品を一括して供養する方法です。

    個別対応の必要がないため、遺品供養にかかる費用を抑えられます。

    合同供養は遺品の量が少ない方や、できるだけコストを抑えて供養したい方におすすめです。形式にこだわらない方であれば、効率よく供養を進められる実用的な方法でしょう。

    また遺品整理業者によっては、合同供養が基本サービスに含まれていることもあり、遺品整理とあわせて追加料金なしで利用できる場合もあります。

    合同供養は立ち会いや個別での対応ができないことが多いため、慎重に判断しましょう。

    個別供養

    個別供養とは、他人の遺品とは分けて、自分自身の遺品だけを対象に供養する方法です。

    供養は僧侶が読経を行い、故人への感謝の気持ちを込めて一品ずつ丁寧に行われることが多く、精神的な満足感や安心感を得られます。

    また、供養を終えた証として「供養証明書」を発行してくれたり、供養の動画を残したりしている寺院・業者も多く、形としても記録に残せます。

    費用は合同供養に比べてやや高額になる傾向にありますが、それでも「心から納得できる形で見送りたい」と考える方にはおすすめの供養方法です。

    現場供養

    現場供養とは、故人が生前に生活していた自宅や、思い出の詰まった場所などに僧侶が出向き、その場で供養を行う方法です。

    仏壇や神棚、故人が大切にしていた品々をその場で見送りながら供養できるため、故人の存在をより身近に感じながら心を込めて送り出せます。

    遺族が直接立ち会うことができるため、故人への感謝やお別れの気持ちを直接伝えやすく、精神的な区切りをつけやすいでしょう。家族全員で見送りたいという希望がある場合にも適しています。

    また仏壇、神棚、重たい仏具、タンスなどの大型家具といった運搬が困難な遺品もその場で供養できるため、搬送の手間が省けることもメリットです。

    現場供養は、丁寧に故人を見送りたいと考える方や、思い出の詰まった空間で最後のお別れをしたいと願う方におすすめの供養方法です。

    遺品供養を依頼する方法

    遺品供養を依頼する代表的な方法は、下記の3つです。それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。

    ※表内の方法をタップすると詳細にジャンプできます

    遺品供養を依頼する方法 メリット デメリット
    神社・お寺に依頼する
    • 安心感がある
    • 自身の信仰に沿える
    • 運搬の手間がかかる
    • 対応できる神社・お寺が限られる
    遺品供養ができる遺品整理業者に依頼する
    • 遺品整理と一括で任せられる
    • 手間や時間がかからない
    • 遺品整理の基本サービスに含まれることがある
    • オプション費用がかかることがある
    • 業者の選定が必要
    お焚き上げ業者に遺品を郵送する
    • 手軽で便利である
    • 非対面で完結することがある
    • 供養状況が見えにくい
    • 大型の遺品は郵送できない

    遺品供養を依頼する代表的な方法について、それぞれ詳しく説明します。

    神社・お寺に依頼する

    遺品供養を依頼するもっとも代表的な方法は、お寺や神社に遺品を持ち込んで供養やお焚き上げをお願いする方法です。

    古くなった仏壇や神棚、故人の思いが詰まった手紙や人形などの遺品を供養付きで引き取ってくれるお寺や神社は多くあります。

    なかでもお寺や神社で行われるお焚き上げは、僧侶による読経や神職による儀式のもと、炎によって物を天に還す伝統的な方法で、心の区切りにもなるでしょう。

    一部のお寺・神社では郵送で供養してほしい遺品を送れることもあります。

    ただし、すべてのお寺・神社が遺品供養に対応しているわけではありません。供養できる遺品の種類もお寺・神社によって異なるため、事前の確認が必要です。

    また、神社では忌中の期間に供養を行わない場合もあるため、供養時期にも注意しましょう。

    遺品供養ができる遺品整理業者に依頼する

    遺品整理を業者に依頼する場合は、遺品供養も一括で依頼できる遺品整理業者があります。

    供養の手配や遺品の運搬をすべて業者に任せられるため、時間に余裕がない方や、遠方から現地に足を運ぶ必要がある方も利用しやすい方法です。

    また慣れない遺品供養の手続きや対応を行う負担が減ることで、心身へのストレスが大きく軽減されます。

    遺品整理業者で遺品供養を依頼する際は、お寺や神社と連携している業者を選ぶと安心です。一般的に供養はオプション扱いとなることが多いため、事前に見積もりをとって内容を確認しましょう。

    エコリサイクルでは、遺品整理とあわせて遺品供養をご依頼いただけます。提携するお寺による合同供養は基本サービスに含まれており、追加費用なしで利用可能です。希望に応じて個別供養や、信仰する神社・寺院への運搬も対応しているため、柔軟な供養スタイルを選べます。

    お焚き上げ業者に遺品を郵送する

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    遺品供養の手段として、お焚き上げを専門に行う業者に遺品を郵送して供養を依頼する方法もあります。

    インターネット上で申し込みをし、段ボールに供養したい遺品を詰めて送るだけのため、時間がない方や現地へ足を運ぶことが難しい方でも手軽に利用できます。

    供養したい遺品が人形やぬいぐるみ、写真や手紙など小さなものである場合におすすめです。

    業者によっては、燃えない遺品を受け付けていることもあり、ご祈祷後適切に処分してくれます。

    なお、遺品が本当にきちんと供養されているか心配な方は、供養証明書や供養の様子を収めた動画などを発行してくれる業者を選ぶと安心です。

    遺品供養のサービス内容や取り扱い対象品、証明書の有無などは業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

    遺品供養の費用相場

    遺品供養にかかる費用は、供養の方法や依頼先、遺品の量によって大きく異なります。下記は一般的な遺品供養の費用相場です。

    遺品供養の方法 費用相場
    合同供養(持ち込み) 5,000〜30,000円
    個別供養(持ち込み) 15,000〜70,000円
    現場供養 10,000〜70,000円
    郵送によるお焚き上げ 1,500〜40,000円

    なお遺品整理業者に依頼する場合、合同供養が基本料金に含まれていることもあります。個別供養や現場供養は別途オプション料金がかかることが多いため、見積もり時に内容をよく確認しましょう。

    遺品供養を自分で行う方法

    遺品供養は、必ずしも専門業者に依頼しなければならないものではありません。たとえば、業者に依頼する時間や費用が確保できないときや、ごく少量の遺品のみを静かに見送りたいときなどは、自分で供養するという選択肢もあります

    遺品供養を自分で行う基本的な手順は、下記のとおりです。

    1. 静かな場所に白い布や紙を敷き、その上に遺品を置く
    2. 故人への感謝の気持ちを込めて、手を合わせる
    3. 必要であれば、感謝の気持ちを綴った手紙を添える
    4. 遺品にお清めの塩を軽くふりかける
    5. 遺品を白い布や紙で丁寧に包む
    6. 一定期間を置いた後、自治体のルールに従って適切に処分する

    可燃物であっても、自宅での焼却は法律や安全面の観点から避けましょう。他には、身近な神棚や仏壇に一時的に置いて祈ることも、心の整理につながります。

    自分で供養した遺品の処分方法は、下記の記事で詳しく説明しています。遺品を処分する際はトラブルを避けるためにも、家族や親族に報告してから行いましょう。

    関連記事:遺品整理で出るゴミの処分方法4選|遺品整理業者を依頼するメリットや事例も紹介

    エコリサイクルの遺品供養・お焚き上げ事例

    ここでは遺品整理業者であるエコリサイクルに、遺品整理とあわして遺品供養をご依頼いただいた方の事例を紹介します。

    • 仙台市宮城野区|仏壇のお焚き上げ・遺品整理
    • 仙台市泉区|お焚き上げ・遺品整理・生前整理

    仙台市宮城野区|仏壇のお焚き上げ・遺品整理

    Before

    After

    作業内容 遺品整理・仏壇お焚き上げ供養・買取査定・不用品 回収・分別仕分け作業・形見分け運送・掃き掃除・拭き掃除・退去までのサポート

    【取り外し撤去作業】

    エアコン・給湯器・風呂釜・BSアンテナ・網戸

    お部屋の広さ 3DK
    作業人数 6名
    回収料金 275,000円(税込)
    買取価格 36,500円

    (切手・ブランドバック・金券・ミシンなど)

    ご負担料金 238,500円(税込)

    仙台市宮城野区の市営住宅にて、Y様より遺品整理や遺品供養のご依頼をいただいた事例です。

    Y様は埼玉にお住まいで、ご親族が亡くなられてから半年ほど片付けが進まない状態が続いていたとのことでした。市営住宅を退去するにあたり、遺品の仕分けから不用品の回収、仏壇のお焚き上げ、給湯器や風呂釜などの設備の取り外し、最終的な清掃までを一括で依頼できる業者を探されていた中で、役所の担当者様からエコリサイクルをご紹介いただきました。

    作業は2tトラック3台分、作業員6名で1.5日間にわたり行いました。取り外し対象には、エアコンや、給湯器、風呂釜、BSアンテナ、網戸、照明器具などが含まれ、すべて回収対応いたしました。貴重品や形見として残す品をお客様と確認しながらの作業で、切手やブランドバッグ、金券、ミシンなどは買取し、料金から差し引かせていただきました。

    仏壇のお焚き上げ供養では故人が大切にされていた仏壇を丁寧に引き取り、提携寺院にて読経とともにしっかりと供養を実施。心を込めて対応いたしました。

    Y様はゴールデンウィーク中の限られた日程での作業完了を希望されており、帰りの新幹線の時間にも間に合うように作業を完了いたしました。休日対応も含めた柔軟な対応にご満足いただき、★5評価と温かいコメントをいただきました。

    このようにエコリサイクルでは、遺品整理と合わせた遺品供養・買取・設備撤去など、幅広いご要望にお応えしております。

    仙台市宮城野区 仏壇のお焚き上げ・遺品整理の詳細はこちら

    仙台市泉区|お焚き上げ・遺品整理・生前整理

    Before

    After

    作業内容 遺品整理・生前整理・ハウスクリーニング・お焚き上げ供養・介護施設へ引越し・エアコン取り外し撤去・給湯器取り外し撤去・風呂釜取り外し撤去
    お部屋の広さ 2LDK
    作業人数 5名
    回収料金 220,000円(税込)
    買取価格 55,000円(6点:商品券・装飾品)
    ご負担料金 165,000円(税込)

    仙台市泉区にて、O様より遺品整理と生前整理のご依頼をいただいた事例です。

    O様は東京にお住まいで、4年前にお父様が他界され、今年83歳になるお母様が介護施設へ入居されることになったため、実家の整理を決断されました。弊社を含む5社に見積もりを依頼され、最終的に「遺品整理・生前整理・ハウスクリーニング・介護施設への引越し・エアコンや給湯器、風呂釜の撤去・お焚き上げ供養」までワンストップで対応できること、そして費用面・口コミ・対応スピードを総合的にご評価いただき、エコリサイクルへご依頼いただきました。

    作業は事前段取りを綿密に行い、建物養生から施設への引越しまでを1日で完了。作業中には金の指輪やネックレスも見つかり、その場で買取査定を行い料金から差し引きいたしました。お焚き上げ供養では、仏壇を提携寺院にて読経とともに丁寧に供養。心を込めた対応にO様にもご安心いただけました。

    O様からは「本当に無理難題ばかりいってしまい、申し訳ございません。でも全て予定通りに進めることが出来たので本当にありがとうございました。」とのお言葉をいただき、スタッフ一同大きな励みとなりました。

    このようにエコリサイクルでは、お客様のご事情に寄り添った柔軟な対応と、供養を含む高品質なサービスを提供しております。

    仙台市泉区 お焚き上げ・遺品整理・生前整理の詳細はこちら

    エコリサイクルの遺品整理・生前整理サービスの詳細はこちら

    遺品供養は大切な遺品を手放す第一歩

    この記事では、遺品供養の種類や依頼方法、費用相場などについて詳しく紹介しました。

    遺品供養は必ずしも行わなければならないものではありませんが、故人が大切にしていた品々を丁寧に見送り、心を込めて手放すための手段として、多くの方に選ばれています。

    遺品を処分することに抵抗がある方や、気持ちの整理をつけたい方にとっては、遺品供養が心の支えになることも。大切な遺品を手放すことは、故人とのお別れの一歩であり、前を向くための大切な節目でもあります。

    遺品整理とあわせて遺品供養を依頼したい場合は、ぜひエコリサイクルにご相談ください。エコリサイクルでは、提携寺院による遺品の合同供養が遺品整理の基本サービスに含まれています。

    個別供養や、信仰するお寺・神社への遺品の運搬といったオプション対応も可能です。また、実際の供養の様子を動画で記録し、後からご覧いただけるサービスもご用意しています。

    お客様のご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、大切な遺品を心を込めて手放したいとお考えの方は、ぜひ一度エコリサイクルにご相談ください。見積もり・ご相談は無料です。