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2022-10-17
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ゴミ屋敷
実家の片付け
実家がゴミ屋敷に!原因と対策を紹介|親を説得できない場合の対処法も
「実家がゴミ屋敷になっている!どうしよう……」とお悩みの方はいませんか?
親も気にしてなさそうだし、どうしたよいのかわからないと困っている人もいるかもしれません。親の安全や健康のことを考えると、不安にもなりますよね。
この記事では、実家がゴミ屋敷になってしまった場合の対策をお伝えします。なかなか片付けに納得してくれない場合の親の説得方法についても紹介します。
Contents
実家がゴミ屋敷!その危険性とは?
ゴミ屋敷にはさまざまな危険性が潜んでいることを知っていますか?
ここでは以下の4つの危険性を紹介します。
- 火災が起こりやすい
- 親の健康状態が懸念される
- 近隣トラブルになりやすい
- 親の死亡後、遺品整理に悩まされる
火災が起こりやすい
ゴミ屋敷の1つめの危険性として、火災が起こりやすいことがあります。
建物火災はコンロやストーブ、たばこなどが原因となっていることが多いです。このようなものをゴミ屋敷内で使用した場合、周囲のゴミに火がついてしまう危険性があります。燃えやすいゴミが家中にあふれていると、どんどん火が燃え広がってしまうこともあるでしょう。
また火を使っていない場合でも、コンセントと電源プラグのスキマにホコリがたまっていると、出火の原因となるのです。
とくにコンセントをさしっぱなしにしていると、差し込み部分に緩みができ、そこにホコリがたまってしまいます。ゴミ屋敷ではこのような火災も発生しやすくなるでしょう。
そのほかにも、ゴキブリやネズミなどが関連して火災が発生することもあります。
過去には、ゴキブリが入り込んだ電気ブレーカーから出火したり、ネズミが電気コードをかじったことで出火したりした事例もあります。ゴミ屋敷にはゴキブリやネズミなどが発生していることも多いので、注意が必要です。
親の健康状態が懸念される
ゴミ屋敷の2つめの危険性は、ゴミ屋敷に住んでいる親の健康状態が懸念される点です。
掃除ができていないゴミ屋敷では、大量のホコリやカビが発生しています。ホコリやカビの胞子は空気中に舞いやすいので、住んでいる人はこれらを大量に吸い込むことになります。
その結果、アレルギー性疾患や呼吸器系疾患をはじめ、さまざまな病気が引き起こされる危険性があるのです。
またゴミ屋敷に発生しやすいゴキブリやネズミなどは、人間に有害な病原体をもっていることが多いです。このような病原体が体内に侵入し、健康状態に影響を及ぼすことも考えられます。
加えて、ゴミ屋敷での生活はケガをする危険性も高くなります。大量のゴミが床を占拠している状態では歩くのも一苦労です。ゴミに足をひっかけてしまい転倒することも懸念されます。
近隣トラブルになりやすい
ゴミ屋敷の3つめの危険性には、近隣トラブルになりやすいことが挙げられます。
初期の段階ではわかりにくいですが、ゴミが家の外にまであふれてくると近隣に住む人の生活にも影響を及ぼしかねません。悪臭や害虫などに関する苦情がくることもあるでしょう。
ゴミを撤去しなければ、警察や自治体なども巻き込んだトラブルに発展することもあります。
親の死亡後、遺品整理に悩まされる
ゴミ屋敷の4つめの危険性として、親の死亡後、子どもが遺品整理をする際大変になることも挙げられます。
遺品整理は、親の死と向き合う作業です。精神的な負担が大きい中でゴミであふれた実家を整理することは、身体的にも大きな負担となるでしょう。
遺品整理を経験した人の多くが「想像していた以上に整理するものの量が多かった」「長い時間がかかった」と感じています。ゴミ屋敷ではない通常の遺品整理でもそのように感じる人が多いのですから、ゴミ屋敷の整理の大変さは想像に難くありません。
また親が死亡するとさまざまな手続きがあり、その際、書類や保険証、印鑑などが必要になります。ゴミ屋敷の中からこれら証明書などを探し出すのはかなり大変な作業になるでしょう。
実家がゴミ屋敷になる4つの原因
次に、実家がゴミ屋敷になる原因として以下の4つを紹介します。
- ものを捨てられない性格
- 加齢による体力や判断能力の低下
- 病気で片づける気力がない
- 人付き合いが少ない孤独な環境
ものを捨てられない性格
実家がゴミ屋敷になってしまうのには、もともとの性格や価値観が関係している場合があります。
若いときからものを捨てられない人や片づけが苦手な人は、年をとってますますその傾向が強く見られることがあるようです。
加えて親世代の中には、ものを捨てることに罪悪感をもっている人も多いです。ものがなかなか手に入らない時代を生きてきた親世代にとって「捨てること=もったいない」と考えやすいのかもしれません。
加齢による体力や判断能力の低下
実家がゴミ屋敷になってしまう原因として、加齢による体力や判断能力の低下も挙げられます。
年をとると体力が落ち、足や腰などに痛みを感じることも多くなります。そうなると、片づけることが身体的に大きな負担になってしまうのです。
とくに一軒家の場合は、面積が広かったり階段があったりと、高齢の親が片づけをするには難しい環境です。すべての部屋を片づけることが難しくなり、ゴミがたまりやすくなってしまうのでしょう。
また年をとると判断能力も低下します。判断能力が衰えると、以下のようなことが起こりやすくなります。
- 同じようなものを購入してしまう
- 使う予定がないのに購入してしまう
- 不要なものの判断がつかず、捨てられない
結果的にものがどんどん増え、ゴミ屋敷化してしまうのです。
病気で片づける気力がない
実家がゴミ屋敷になってしまう原因として、うつ病などの精神的な病気との関連性が指摘されています。あらゆる気力を失ってしまううつ病では、片付けができなくなるケースも多いです。
うつ病になると、他人とかかわったり社会とつながりをもったりすることも難しくなります。孤立しやすく、ゴミ屋敷になるスピードも早いといわれています。
人付き合いが少ない孤独な環境
実家のゴミ屋敷化に、孤独な環境が影響しているケースもあります。
たとえば、子どもが遠方に住んでいる、配偶者に先立たれたといった環境がこのケースにあたります。近隣に住む人との付き合いもなく孤独感が深まると、ゴミに囲まれた生活に安堵を求めるようになってしまうのでしょう。
たまに子どもから連絡があったとしても「親としてしっかりとふるまおう」という意識が働き、困っていることを相談しにくいケースもあるようです。心の内を話せる人がいないことで孤独感が増してしまい、ゴミへの依存が強くなることも考えられます。
実家のゴミ屋敷を片づけるための3ステップ
実家のゴミ屋敷化に気づいたら、さまざまなリスクを抑えるためにも早めに片づけをはじめたいものです。
ただし、子どもの判断だけで急に片づけはじめるのはNG。きちんとステップを踏まないと、親とトラブルになってしまうこともあるからです。
親との関係を良好に保ちながら片づけるには、以下の3ステップを守りましょう。
- 実家の親を説得する
- 片づけ方を検討する
- 片づける
【ステップ1】実家の親を説得する
まず、実家の親を説得することからはじめます。いくら子どもとはいえ勝手にものを捨てられると、親は嫌な気持ちになってしまいます。ゴミ屋敷をなんとかしたい気持ちもわかりますが、ひとまず親に片づけることを納得してもらえるよう話してみましょう。
説得しやすいタイミング
説得をしてすぐに応じてもらえればなんの問題もありません。しかしいきなり説得しようとしても、うまくいかないケースは多いです。親自身が片づけの必要性を感じていないため、子どもの提案に対して頑固になってしまうのです。
一度頑固になられると説得は難しくなってしまいます。説得を急ぐのではなく、親との距離を保ちつつ説得するタイミングをはかりましょう。
以下のような環境が変わるタイミングは、片づけの必要性が伝わりやすいため納得してもらいやすいです。
- 親がケガをして自由に動きにくくなったとき
- 親が体調を崩したとき
- デイサービスなどの福祉サービスを受けることになったとき
このようなタイミングがあったら逃さず説得してみましょう。
親に伝えるべき内容
説得する際、親に伝えるのは以下の2点です。
- 片づけをしないとどのような危険性があるのか
- 片づけをするとどのようなよいことがあるのか
このような内容を、親がイメージできるよう具体的に説明することが大切です。
たとえば、「外に置いてあるゴミに火をつけられてしまうかもしれない。実際に放火された事件も起きている」「自分の家から火事が発生することもある。近所の家を巻き込んだケースもあるそうだ」など、過去に発生した事例などをあわせて危険性を伝えるとイメージしやすいかもしれません。
また「片づけをしないと転倒してしまう危険性が増す。もし歩けなくなるほどのケガなら、この家では生活できなくなる。自分の家でこれからも暮らしていきたいなら片づける必要がある」など、片づけない場合と片づけた場合の見通しを示すのも効果があります。
片づけない場合の危険性と片づけた場合のメリットに納得できれば、片づけに応じてくれる可能性が高くなるでしょう。
親を説得するときの注意点
親を説得するときに注意すべきは「親を否定しないこと」です。
「こんなものいらないよね?」「どうせ使わないよね?」と一方的に決めつけたり、「なんで片づけられないの?」「同じようなものばかり買って……」などと非難したりするような言葉は避けましょう。
「遺品整理をする私の身になって!」といったような親の死を連想させるような言葉も不適切です。
また「忙しいのに何度も来てやっている」といったニュアンスの言葉や態度には、敏感な親が多いです。子どもが想像する以上に反発したり落ち込んだりする可能性があることを知っておきましょう。
ゴミ屋敷を片づけられない気持ちを認めながら、それでも片づけなければならないことを伝える必要があるのです。
【ステップ2】片づけ方を検討する
親をある程度説得できたら、自分たちで片づけるのか、もしくは業者に依頼するのかを考えます。検討するポイントは以下の2点です。
- ゴミの量がどれくらいか
- 実家へどのくらいの頻度で通えるか
ゴミが多くて自分たちでは片づけられそうになかったり、実家になかなか通えなかったりする場合は、業者に依頼する方法を選ぶのもよいでしょう。
【ステップ3】片づける
片づけ方が決まったら、いよいよ実行です。ここでは「自分で片づける場合」と「業者に依頼する場合」の2パターンにわけてお伝えします。
自分で片づける場合の片づけ方
自分で片づける場合、親が片づける気になってくれたタイミングですぐに行動することがポイントです。一気に片づけられるように、ゴミ袋やマスク、ゴム手袋などは多めに準備しておきましょう。
片づけをはじめる順番にも配慮が必要です。外周りや玄関からはじめると片づけが進みやすい傾向があります。
逆に、ゴミ屋敷に住む人はリビングやキッチンにこだわりをみせる人が多いようです。このような場所は後回しにするほうがよいでしょう。片づけを嫌がる部屋は後回しにし、納得してくれる場所から片づけるとスムーズに片づけられます。
片づける際、親子で一緒に取り組むのが理想です。一緒に作業することが、ゴミ屋敷のリバウンド防止につながるのです。とくに孤独感からゴミをためこんでいた場合は、親子で時間を共有することで精神的に満足でき、根本的なゴミ屋敷解消につながるでしょう。
業者に依頼する場合の片づけ方
業者に依頼する場合は、まずゴミ屋敷の清掃をおこなってくれる業者を選びます。インターネットで「ゴミ屋敷清掃業者 地域名」で検索すると業者を探せます。
ホームページなどを参考に自分が納得できそうな3社程度に絞り、それぞれに見積もり作成を依頼しましょう。複数の候補を選ぶのは、見積もり価格や対応の良し悪しを比較するためです。比較することで、どの業者がよさそうなのかを判断しやすくなるでしょう。
対応がよい業者は、実際の作業も丁寧に取り組んでくれる可能性が高いといえます。見積もり金額や作業について具体的に説明してくれるか、作業に関する不安に寄り添った対応をしてくれるかといった点を確認しておきましょう。
なお宮城・仙台のゴミ屋敷・汚部屋の清掃なら、エコリサイクルがおすすめです。ゴミの分別・処分から部屋の清掃・消毒、原状回復までまるごとおまかせください。
実家のゴミ屋敷の片づけを業者に依頼するときにかかる費用は?
ゴミ屋敷の片づけを業者に依頼するときの費用は、間取りが大きく影響します。間取りが増えるとゴミの量も多いと考えられるため、作業する人や作業時間がたくさん必要になるからです。
以下に費用相場をまとめました。地域や業者によってもさまざまではありますが、ひとつの目安として参考にしてください。
間取り 費用相場 1R・1K 3万~8万円 1DK・1LDK 5万~20万円 2DK・2LDK 9万~30万円 3DK・3LDK 15万~50万円 4LDK~ 22万〜70万円 実家のゴミ屋敷を片づけることについて親を説得できない場合
親がどうしても片づけを拒否するなら、片づけを強行するのは避けたほうがよいでしょう。
その後の親子関係に支障をきたすことが考えられるからです。またゴミ屋敷の原因が病気や孤独などによるものだった場合、ゴミを片づけることで親の精神状態が不安定になってしまうこともあるのです。
しかし、そのままゴミ屋敷を放置しておくと、親だけでなく近隣に住む人の安全衛生もおびやかすことになります。親の様子には配慮しつつ、最低限の片づけは必要です。
生活スペースはダメでも「外回りだけ片づけよう」「玄関だけ片づけよう」といった部分的な提案なら受け入れてくれることもあるようです。また、子どもが頻繁に顔を出すようになったら、片づけてくれるようになったという例もあります。
片づけを無理強いするのではなく、親の精神衛生を守りながらなんとか説得できないか、いろいろな角度から検討する必要があるでしょう。
ゴミ屋敷化した実家を片づけた後心がけることとは
ゴミ屋敷になった実家を無事片づけられたからといって、安心するのは早すぎます。ゴミをためこむ原因を根本的に解決しなければ、再度ゴミ屋敷化してしまうリスクがあるからです。
ここでは、二度とゴミ屋敷にならないために心がけたいポイントとして以下の3点を紹介します。
- 親と積極的にコミュニケーションをとろう
- 予兆に気づこう
- 場合によっては行政などへの相談も
親と積極的にコミュニケーションをとろう
まず心がけたいのが、親とのコミュニケーションです。
実家を離れて生活していると、頻繁にコミュニケーションをとるのも難しく、親と疎遠になってしまいやすいでしょう。
しかし、親の異変に気づくにはコミュニケーションが必須です。定期的に顔を合わせたり外に連れ出したりできるのが理想ですが、直接会うのが難しければ、電話で親の話を聞くのもよいでしょう。
コミュニケーションを意識することで、親のささいな変化にも気づきやすくなります。ゴミ屋敷化を予防するためにも有効ですので、日ごろから心がけてみてください。
予兆に気づこう
ゴミ屋敷のリバウンドを防ぐには、「ゴミ屋敷になりはじめたかも」という予兆に気づけるようアンテナをはっておくことも大切です。
実家に行った際に、チェックしておきたいポイントには以下のようなことがあります。
- 捨てていないゴミがある
- 賞味期限切れの食品がたくさんある
- 古い新聞がたまっている
- 床にものが散らかっている
- 掃除をした様子がない
雑然としていて片づけられていなかったり実家の様子が以前と違ったりする場合は、片づけの手伝いを申し出てみましょう。
実家に行くのが難しい場合は、電話で以下のような質問をしてゴミ屋敷の予兆がないか探ってみてください。
- 最近外出したか・誰とどこに出かけたか
- 最近どのようなものを購入したか
- なにをする時間が楽しいか
会話の中で気になることがあったら、時間を作り実家に行ってみることをおすすめします。
場合によっては行政などへの相談も
頻繁には実家に行けないため、親の様子を確認できない人もいるでしょう。そのような場合は、自治体がやっている高齢者福祉サービスを活用するのもおすすめです。
自治体の中には「高齢者ごみ出し支援制度」や「高齢者配食サービス」をおこなっているところがあります。このようなサービスでは、訪問する際に声掛けをしてくれることも多いです。実際に顔をあわせることで、異変を察知してくれることもあるかもしれません。
親子でのコミュニケーションも大切にしつつ、親が住んでいる自治体の支援も活用してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】ゴミ屋敷の放置はリスク大!片づけのご相談は不用品回収業者へ
実家のゴミ屋敷を放置していると、火災や健康被害などさまざまな危険性があります。気づいたらできるだけ早く片づけをはじめましょう。
しかし、実家のものを勝手に処分してしまうのはよくありません。親と話をして納得してもらってから片づけをはじめましょう。自分たちで片づけられないほどゴミが多かったり、実家に頻繁に行くことが難しかったりする場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
自分たちで片づけていると、つい口論になってしまうこともあるかもしれません。無理に片づけようとして、その後の親子関係が悪くなってしまうことも考えられます。
業者なら人間関係を考慮する必要がないため、たんたんと作業できます。第三者ということで、親の気分が少し和らぐこともあるかもしれません。
仙台市付近でゴミ屋敷にお悩みの方は、エコリサイクルにご相談ください。ゴミ屋敷の片づけから脱臭までおまかせいただけます。お見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
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