ゴミ屋敷は1日で片付けられる?難しさとスピーディに片付ける方法
このような時、片付けようと思ってもなかなか時間が取れないものですよね。
仕事や家事、育児があるとゴミ屋敷化してしまった家の片付けに何日もかけられないことも。
この記事では「そもそもゴミ屋敷を1日で片付けることができるのか」についてや、成功させるコツを紹介します。
Contents
結論として、知識がない人だとゴミ屋敷を1日で片付けることはとても難しいでしょう。
ゴミ屋敷を1日で片付けられるかどうかは、まずゴミ屋敷のレベルによります。
ゴミ屋敷には明確なレベルの決まりや定義があるわけではありませんが、5つに分類されることが多いです。
ゴミ屋敷レベル | ゴミ屋敷の状態 |
ゴミ屋敷レベル1 | 小ぶりなゴミが床全体に散らかっている |
ゴミ屋敷レベル2 | ゴミ(衣類や生活用品なども含む)で床が見えず足の踏み場がない |
ゴミ屋敷レベル3 | ゴミがひざくらいまでたまっている。大きなゴミまで含まれている |
ゴミ屋敷レベル4 | ゴミが天井近くまで積み上がり、害虫や悪臭が発生している |
ゴミ屋敷レベル5 | 屋外までゴミがあふれている |
ゴミ屋敷のレベルに家の広さがかけ合わされて、片付けにかかる日数が決まってきます。
たとえばワンルームの一人暮らしで、ゴミ屋敷レベル1~2程度だとしたら1日で完了させられる可能性も高いでしょう。
しかし一般的な戸建て住宅で、全部屋がゴミ屋敷レベル2以上と化していたら、1日で片付けることは難しくなります。
なぜならばゴミと一口にいっても、簡単には処分ができないからです。
ゴミ屋敷を1日で片付けるのが難しい理由は次の5つです。
家中がゴミだらけのゴミ屋敷を目の前にすると、いったい何から手をつけていいのかすらわからないのが現状です。
おそらく手のつけようがなく、途方にくれてしまうのではないでしょうか。
知識がないと、どうしていいかすらわからないのは当然のことです。
長年積もり積もったゴミなので、そうは簡単に片付けられません。
あれこれ模索しているうちに、どんどん日数は経ってしまいます。
いざゴミの処分を決意して着手したとします。
しかしゴミは分別しないと捨てられませんので、分別作業だけでも時間がかかってしまうでしょう。
環境問題も叫ばれている昨今は、どの自治体でもゴミの分別はルールとして決められています。
少なくとも以下の種類くらいには、ゴミの分別は必要です。
そのためゴミを捨てるためには、捨て方のルールを把握し、別々の袋を用意して、ゴミを分別していかなければなりません。
非常に時間のかかる作業になります。
ゴミ屋敷1軒分の分別作業は、それだけで1日があっという間に過ぎてしまうものです。
ゴミの分別まではなんとかできたとしましょう。
次は、そのゴミをゴミ収集場所まで運び出さなければなりません。
ゴミを運び出すことも相当な苦労となります。
日常のゴミと違い、ゴミ屋敷のゴミの量はとてつもなく多いもの。
ゴミの重量も並大抵のものではありません。
45Lのゴミ袋にゴミを満杯に入れると、4~5kgの重量にはなります。
それらをせっせとゴミ集積所まで運び出すのです。
また地域によっては、1度に集積所へ出せるゴミの量が制限されていたり、常識的な観点からも大量のゴミは捨てにくい場合も。
その際には、自治体が指定するゴミ処理工場まで車で運んで処分することになるでしょう。
いずれにしてもゴミをゴミ屋敷から運び出すことは、並大抵ではないことを覚悟しておく必要があります。
ゴミは、決められたゴミ収集日に合わせて適宜出さなければなりません。
そのため収集日までは、ゴミを自宅に置いておくことになります。
つまり、どう考えても1日ですべてのゴミをなくしてしまうことは不可能ともいえるでしょう。
ゴミ屋敷はゴミを撤去するだけで終わりではありません。
ゴミの処分が終わったら、家を掃除する必要があります。
ゴミ屋敷にはホコリだけではなく、ゴミのシミがついていたり虫がわいていたりするものです。
それらをざっと掃除するだけでも、ゴミ屋敷1軒分となると時間がかかります。
掃除まで含めると、とても1日で終えることは難しいでしょう。
ゴミ屋敷を1日で片付けることはかなり難しいのですが、それではなぜゴミ屋敷を1日で片付けなければならないのでしょうか。
いくつかのケースが考えられます。
ひとつ目は、ゴミ屋敷の片付けに時間がかかると、リバウンドしやすいからです。
その家に今後も住み続ける場合には、時間をかけて片付けていれば必ずリバウンドしてしまいます。そのためできるだけ1日で片付ける必要性があるのです。
次にあげられるのは、その後家を売却するなどの予定がたっている場合。この場合でも、できるだけ早くゴミ屋敷を片付ける必要があります。
他には、家主がとにかく忙しいため、ゴミ屋敷の片付けに日数をかけていられない。
近所からの苦情で、一刻も早くゴミ屋敷を片付けなければならない。
害虫や悪臭が発生しているので早くなんとかしなければならない。
などさまざまな理由により、1日で片付ける必要性があるのです。
ここからは、ゴミ屋敷を1日で片付ける方法を紹介します。
ゴミ屋敷を1日で片付けることは上記の通り困難ではありますが、ゴミ屋敷レベルなりに早く片付ける方法となります。
もしも自分でゴミ屋敷を片付けると決意したのなら、まずは事前にしっかりと片付け方の計画をたてましょう。
スピーディーに1日で終わらせるためには、綿密な計画が必要です。
たとえば車で処分場までゴミを運搬する場合には、施設の受付時間を確認しておかなければなりません。
夜になってようやく持ち込んでも、受付は終了していることが多いでしょう。
ちなみに仙台市の場合は、自分で処理施設に持ち込む際の受付時間は平日の9時~16時15分まで。
そして土日や祝日は施設がお休みです。
受付時間をすぎてしまうと、翌日まで、金曜日であれば次の月曜日までゴミを捨てられません。
関連記事:仙台市の粗大ごみ処分方法7選|メリットデメリットおすすめ方法ご紹介
ゴミ屋敷を片付けるために必要なものを、事前に準備します。
いざ片付けをはじめてから足りないものを買いに走るのは、効率がよくありません。
そんなことをしていると、とてもじゃありませんが1日でゴミ屋敷を片付けることはできないでしょう。
ゴミを処分するために必要なものを、すべて事前に抜かりなく準備をしておきましょう
【ゴミ屋敷の片付けに必要なものリスト】
必要なもの | チェック |
ゴミ袋:自治体指定の燃えるゴミ袋 | ▢ |
ゴミ袋:自治体指定の燃えないゴミ袋 | ▢ |
ゴミ袋:その他適宜 | ▢ |
段ボール | ▢ |
紐やガムテープなど | ▢ |
手 袋 | ▢ |
マスク | ▢ |
殺虫剤 | ▢ |
掃除道具
(ほうき・ちりとり・掃除機・モップ・雑巾・バケツなど) |
▢ |
工 具 | ▢ |
車 | ▢ |
▢ | |
▢ |
なおゴミ袋やダンボールなどは、ゴミの量に合わせて多めに用意しておくことがおすすめです。
自分ひとりや家族だけではとても1日で片付けられない場合には、知人に頼んで片付けを手伝ってもらう方法があります。
人手が多いほど作業も早く進み、ゴミ屋敷を1日で片付けられる可能性も高まるでしょう。
それぞれが作業を分担すれば、効率的にゴミを片付けられます。
しかし知人に手伝ってもらうのは、現実にはなかなか難しい場合もある点には注意しましょう。
誰もが敬遠したくなるゴミ屋敷の片付けをお願いするとなると、お願いすること自体気が引けてしまうものです。
たとえ快く引き受けてくれたとしても、それなりのお礼は必要となります。
ゴミ屋敷を1日で片付けるのであれば、とにかくスピーディーに進めることが重要です。
当日は朝早くからスタートしましょう。
途中で思い出のアルバムなどがでてきて思わず見入ってしまったり、疲れたからと休憩ばかりとったりしていると、いくら時間があっても足りません。
全員が「1日で片付けるんだ」という強い気持ちで、スピード感をもって作業を進めましょう。
折れそうになる心に耐えながら、根気よくサクサクと作業をこなす必要があります。
ゴミ屋敷のある自治体が行政代執行をおこなっているのであれば、それに頼る方法もあります。
これは最終的な手段です。
行政代執行とは、ゴミ屋敷の住人がゴミ撤去命令に応じない場合に、行政が強制的にゴミを排除するものです。
行政代執行がおこなわれれば、ゴミ屋敷も1日で片付く場合があります。
しかし行政代執行は、普通の人が普通にとる対策ではありません。
あくまでも近隣の苦情などによって強制的にゴミを排除するものであり、自分の家がゴミ屋敷だから片付けてくれといって行政に依頼するものではないのです。
また行政代執行が行なわれるまでには、さまざまな過程をふむため、相当な期間がかかります。
そして万が一まわりからの苦情によって行政代執行が行われた場合には、多額の費用がかかります。
行政代執行では、家主の希望で安い業者を選ぶなどはできないからです。
その費用はゴミ屋敷の住人が支払う義務があり、費用が払えない場合には財産を差し押さえられます。
行政代執行は懲罰的な意味合いもあり、最終的で最悪の手段だと考えておきましょう。
ゴミ屋敷を1日で片付けるおすすめの方法は、不用品回収業者に依頼することです。
不用品回収業者は片付けのプロ。
素人では難しいと感じる部分もすべて熟知していますし、ゴミを片付ける効率的なノウハウももっています。
不用品回収業者であれば、ゴミをまとめて撤去してくれるでしょう。
分別したゴミを自治体のゴミ回収日まで家に置いておく必要もありません。
そのため不用品回収業者に依頼すれば、1日でゴミ屋敷を片付けることも現実的となります。
しっかりとした業者であれば、見積もり段階で作業日数が決まるはずです。
「今日終わらなかったので、また明日やります」はない、と考えていいでしょう。
当然ですが、行政代執行にかかる料金よりも低価格でゴミの撤去をしてもらえます。
ここからは、ゴミ屋敷を1日で片付けてくれる業者について紹介します。
ゴミ屋敷を1日で片付けるためには、やはり片付け方のコツを熟知している業者へ依頼することが重要です。
ゴミ屋敷の片付けに慣れている業者は、効率よく迅速に作業を進めていきます。
1日でゴミ屋敷を片付けるためには、どんなゴミでも回収してくれる業者が頼りになります。
回収できないゴミなどは置いていかれてしまうと、さらに別の方法でゴミの処分方法を模索しなければなりません。
当然ですが、1日ですべてを片付けることは難しくなるでしょう。
ゴミ屋敷を片付けたいときには、即座に片付けたいケースもあります。
そんなときには、即日でも対応してくれる業者を選びましょう。
即日対応してくれる業者であれば、スピーディーな対応が可能なはずです。
ゴミ屋敷を1日で片付けたい場合には、やはり信頼できる業者を選ぶことが大切です。
どんな業者が信頼できるかの見極めは難しいところですが、次のような点に該当する業者なら安心でしょう。
さらにSDGsの理念に賛同しているなど、環境問題にも配慮している業者であればより信頼感もアップするでしょう。
ゴミ屋敷はゴミさえ撤去すれば終わり、ではありません。
ゴミを撤去してもかなりの汚れが残っているものです。
ゴミの撤去後に掃除までしてくれる業者であれば、1日でゴミの撤去から家の掃除まで完了させられるでしょう。
ゴミ屋敷を片付ける場合、不用品回収業者へ依頼するとどれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
こちらでは費用の目安を、仙台エコリサイクルの例をもとに一覧表にまとめてみました。
間取り | 料金 | 作業人数 | トラック数 |
1K~1DK | 25,000円~ | 1~2人 | 軽トラック1~2台分 |
1LDK~2DK | 60,000円~ | 2~4人 | 1tトラック1台分 |
3DK~4LDK | 100,000円~ | 4~8人 | 2tトラック1台以上 |
参考:エコリサイクル公式サイト
仙台でゴミ屋敷の片付けをスピーディーにおこないたいのであれば、ぜひエコリサイクルへご相談ください。
エコリサイクルではゴミの処分はもちろん、ゴミの仕分け作業や基本清掃までおこないます。
また片付け中に、もしも買い取れるものが出てきた場合には、買い取りもさせていただきます。
エコリサイクルは、年中無休で24時間いつでも対応可能です。
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