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2023-03-31
お役立ち情報
実家の片付け
遺品整理
実家の片付けは自分の部屋から始めよう|うんざりしないためのコツも紹介
実家の片付けを進めたいけれど、「もったいない精神」が根付いている親御さんの反対や非協力的さで、うんざりする経験をしたことはありませんか?
そんな時は、まず自分の部屋から片付けを始めましょう。自分の部屋から片付けを始めることで、親御さんに対して片付けの効果やスッキリ感を見せることができ、彼らも次第に協力的になる可能性があります。とはいえ帰省時に勝手に自室を片付けても意味は半減してしまう可能性も。
この記事では実家の片付けを抱える方に向けて、自室から片付けることでうまく親御さんを巻き込んで進める方法について紹介します。また片付けで得られるメリットや、家族間での摩擦を減らしながら作業を進めるためのコツについても解説します。
この記事を参考にして、円滑に片付けを始めましょう。
Contents
実家の片付けは「親が快適に暮らせるようする」ため
そもそも片付けは「親が快適に暮らせるようになるため」です。そのための手段である「捨てる」が目的化することで片付けの際、いざこざが起こりやすくなってしまうのですね。
手段の目的化が起こらないよう、ここではまず実家を片付ける目的やメリットについて紹介します。
暮らしの質が上がる
実家が片付くことで、家の中でものにつまずいて転倒し、緊急搬送されるようなリスクを軽減できます。実際に同一平面上での転倒(何かにつまずく、何かを踏んでスリップするなど)は年々増えており、親御さんもまた対岸の火事ではありません。
また背の高い戸棚の横で寝ている、といった場合は片付けの際に整理することで、地震などで下敷きになる危険性を減らすことができます。
さらに本人たちも「どこに何があるかわからない」状態を解消することで、残りの人生の中で探し物に取られる時間を減らすことができ、暮らしの質の向上につながります。
介護がスムーズ
将来介護が必要になった際、実家が片付いていることでヘルパーさんを呼びやすくなる、在宅介護にスムーズに踏み切れるといったメリットもあります。
また部屋が片付いていない場合、床に置いてあるものにつまずいて転倒などして入院することになった際も退院後に車いすや歩行器が入れない、杖をつく場所もない、といったことにもなりかねません。事前に片付けをすると、いざという時にバタバタと片付けしなくて済むようになります。
生前整理になる
実家の片付けは、生前整理にもつながります。
もし実家の片付けがされないままに親御さんが亡くなってしまった場合、すぐに遺品整理に取り掛かる気持ちにもなれず、なかなか片付けが進みません。また親御さんの印鑑や通帳などの貴重品がなかなか見つからない場合も。
さらに実家の片付けができないまま空き家状態が続くと防犯的な不安や管理の手間、税金などの金銭的なリスクが付きまとってしまいます。
その点、親御さんが亡くなる前にしっかり片付け貴重品の場所を共有しておくことで、いざという時に家族に迷惑をかけづらく、実家が空き家になる際もスムーズに実家の売却などが行いやすくなります。
実家の片付けで必要な手順
実家の片付けをスムーズに進めるために、次のような手順で進めましょう。
- 兄弟などに相談しゴールを明確に
- 親に片付けについての価値観を共有
- 実家の片づけは自分の部屋から行う
- 親の生活・避難動線は優先順位高めに
- キッチンや居間などの生活空間
- 思い出の品は最後にとっておく
兄弟などに相談しゴールを明確に
実家の片付けは一人で勝手に進めようとせず、兄弟などに相談しましょう。ひとりよりも大勢の方が親御さんへの説得材料を考えやすく、説得をする際も人数が多い方が理解してもらいやすいでしょう。実際に片付けをする際にも、人数が多い方が単純に一人当たりの負担は少なくてすみます。
また兄弟・姉妹間で価値観が共有できていないと捨てる基準が曖昧になり、片付け後に兄弟から「あれ、勝手に捨ててしまったの?!」と言われかねません。
実家の片付けをする際には、事前に兄弟間などで実家の現状やゴールについて認識を共有し、捨てるものについての判断基準について話し合っておきましょう。
ちなみに兄弟・姉妹に片付けの協力を仰げる場合、物の整理と並行して相続についても簡単に話をしておくと、後々の遺産相続の際にスムーズに運びやすくなります。
親に片付けについての価値観を共有
外堀が固まったら、親御さんにアプローチを開始しましょう。
具体的には「○日に片付けに行くからね!」と一方的に宣言するよりも、事前に「最近生前整理をしている人が増えているんだって〜」や「生活のダウンサイジングをすると、生活がスッキリして節約にもなるんだって」、「最近、店頭で亡くなっている人が増えているんだって」と、片付けについての価値観を刷り込んでおくようなイメージです。
親御さんの世代は「ものに囲まれている安心感」が強い世代。「いざという時どうするの」といったモチベーションでものを貯める、捨てない傾向があります。そのような方々に「捨てて」というと、親御さんとしては「安心感を身ぐるみ剥がされる」ような気持ちになるのです。
また歳をとると、一般的に変化を嫌う傾向が強まります。「今困っていないのにどうして変化させる必要があるんだ」という価値観で、自分の周りの変えたがる我が子を煙たがる親御さんも多いでしょう。
「いざという時は来ない」「それどころか使わないものは手放した方が人生の質が上がる」「ものを持って死ぬことはできない、残された家族に迷惑がかかる」というのを遠回しに、少しずつ、親御さんの価値観に合いやすい「節約」や「安心」「みんなやっている」などの判断基準にそって価値観を刷り込んでいきましょう。
ここで大事なことは「だから○日に片付けをするからね」ではなく、「だからやっておきなよ」と当事者意識をもってもらうこと。本来実家の片付けは、住んでいる本人たちが行うべきことです。
「もしかしたら家の整理をやらなければいけないのかもしれない、けど圧倒的に面倒臭い」という気持ちになった後に「やろうか?」とオファーすることで、「やってもらえるなら助かる」と思ってもらいやすくなるでしょう。
実家の片づけは自分の部屋から行う
親御さんたちに価値観がある程度共有できた段階で、実家の片付けを始めましょう。まず始めるのにおすすめの場所は、自分の住んでいた部屋です。
自分の部屋であれば、変化しても親御さんにとっても抵抗が少なく、むしろ「以前から言っていた片付けを始めるのか」と片付けのメリットを思い出してもらうチャンスとなります。
また自分の部屋から始めることで、「ついでに他の部分もやっておこうか?」と抵抗感少なめに片付けエリアを拡大しやすくなるので、おすすめです。
親の生活動線・避難動線は優先順位高めに
ここからは目的にそって掃除場所の優先順位は変わるものの、廊下や階段など親御さんの生活動線や避難動線の確保は優先順位高めに行いましょう。
長い時間を過ごす生活空間をいきなり変えられてしまうと抵抗感があるような方も、あまり生活に影響しすぎない範囲で片付けされることで「たしかに歩きやすくなった、片付けいいのかもしれない」とメリットを感じてもらいやすくなります。
地震や火事などのいざという時に巻き込まれないように、床のものや背の高い棚などを整理し、転倒の可能性のある家具には転倒防止のポールなどを立てておきましょう。
キッチンや居間などの生活空間
ある程度片付けのメリットを実感してもらったあとで、キッチンや居間などの生活空間を片付けましょう。
生活空間の片付けは「今までここにあったものがない」といったことが起きやすく、親御さんにとっても片付けられることに対するストレスが強めな場所になります。できれば親御さんと連携して捨てるものや置く場所について確認し合いながら進めるのが理想です。
思い出の品の整理は最後にとっておく
一番揉めやすい、親御さんの思い出の品の整理は最後にとっておきましょう。
実家は親御さんが30年以上住んでいることが多く、親御さんの人生の一部が家中にあるようなものです。他の方からしたらなんでもないものでも、親御さんにとっては「あの日あの時あの場所で〜」と思い入れがある可能性があります。
なんでもないものでさえエピソードが詰まっているものなので、明らかに思い出の品に見える置物や絶対に一生着ないであろう高級そうな服については、整理を後回しにしましょう。
そもそも片付けは「親が快適に暮らせるようになるため」に行うものです。捨てなくても目的が達成されるのであれば、わざわざ親御さんの人生の一部を捨てることはありません。無用なトラブルも避けられることでしょう。
実家の片付けにうんざりしないためのコツ5選
実家の片付けをうんざり、イライラすることなくスムーズに進めやすくなるコツを5つ、紹介します。
ものについてのエピソードを聞く
ものを捨てる際、ものについての親御さんのエピソードがあるならしっかり傾聴してあげましょう。
上記の通り、家のものには何につけ人生が詰まっています。「これ、捨てていい?」と聞くと、何も聞かなくてもエピソードを語り始める方も少なくありません。そんな時は邪魔せずに、イライラせずに聞いてあげましょう。
ものに詰まっているエピソードにもよりますが、人に話を聞いてもらうことで、親御さん自身の「あの時の自分」を成仏させることができ、ものを手放しやすくなります。
期限を決めて一旦アーカイブ
しっかり話を聞いた上で、それでも捨てられない場合や「いつか使う」と聞かない場合には、期限を決めてものを段ボールに入れて、普段親御さん自身の目につかないところに置いておきましょう。
そして「必要になったら箱から出していいし、1年間必要がなければこの箱は捨てようね」といった形で、一旦捨てずに目に見えないところに隔離するのです。
ほとんどのものは生涯必要になることはありませんし、もし必要になったとしても「出すのが面倒」「そもそも、しまってある部屋まで行くのが億劫」と、なんだかんだ他のもので代用ができるものなので、アーカイブボックスの中身はほとんどの場合使われることなく、そのまま捨てられます。
またアーカイブにより「案外なんとかなるな」を経験することで、親御さんにとってもいい価値観の変化が訪れるかもしれません。
第三者と一緒に説得をする
何をどうしても親御さんが価値観を認めてくれない、「自分には不要」と聞いてくれない場合には、家族ではない第三者と一緒に説得をするのも一つの手です。
家族同士ではどうしても感情的になってしまいやすいもの。
孫や近所の人といった親御さんが話を聞き入れそうな人に片付けの正当性を話してもらう、整理収納アドバイザーなどのプロに権威性を借りる、といったアプローチが考えられます。
一気に進めようとしない
この記事で紹介している内容は、数ヶ月〜数年スパンで片付けを行うようなイメージです。実家の片付けは、一気に進めようとしてはいけません。
1日で説得からゴミの処分まで一気に行おうとすると、親御さんによっては「ある日突然帰ってきた我が子が、よくわからないことを言いながら家中の宝物をいきなり身ぐるみ剥いで捨てようとしてきた」と感じてしまいます。
片付けの効果や意味、自身が当事者であることをなんとか理解してもらえるよう時間をかけて説得しましょう。
もちろん片付けの作業自体も、一気に進めるのはおすすめしません。一軒家の場合はそもそも物量も多いですし、疲れてしまって心の余裕を無くした状態では親御さんのメンタルのケアまで気が回らず、不要なトラブルに発展してしまうかもしれません。
一人で進めようとしない
親御さんの説得も実家の片付けも、できることなら一人で進めることは避けましょう。説得も片付けもそれなりにストレスになるので、一人で進めるとストレスを溜め込んでしまうことにも繋がります。
実家の片付けがなくてもストレスの多い現代社会です。負担はできる限り分散した方が、親御さんと向き合う際にも変に対応を間違えることも少なくなるでしょう。
なお「頼れる人がいない」といった場合には、専門の業者に頼るのも手です。
ダメな時は専門の業者に頼るのも手
実家の片付けは専門の業者に頼るのも手です。ここでは業者に頼るメリットやデメリット、費用感について紹介します。
業者に頼るメリット
業者は作業に慣れているので、片付けが圧倒的に早く進みます。また不用品の回収も行ってくれるので、重たいゴミをごみ収集場に持っていく必要もありませんし、重くないもゴミについてもゴミの日までの時間実家においておく、といったことも不要です。
さらに不用品の処分だけでなく、お金になりそうなものの買取も行ってくれる業者もあるので、かかる費用を幾分か軽減することもできます。
また実家がゴミ屋敷と化していて、そもそも素人には手がつけられないような状況もありえます。そのゴミの中に有機系のごみ(つまり生ごみ)がある場合などは説得よりも整理が優先されるので、ゴミ屋敷の場合でも業者は大きな力になってくれるでしょう。
関連記事:実家がゴミ屋敷に!原因と対策を紹介|親を説得できない場合の対処法も
業者に頼るデメリット
業者に頼るデメリットは、親御さん次第ではうまくいかない場合もあることです。
価値観の共有がうまくいっておらず、財産の差し押さえにこられたような気持ちになる、そもそも作業を強制的に止めてしまうなど、業者にお願いする前段階がうまくいっていないと業者のメリットをうまく享受できません。
親御さんの説得は上記のように、兄弟や姉妹、第三者の力を借りてゆっくりでも着実に行う必要があります。
エコリサイクルの実家片付け費用相場
宮城、仙台の生前整理を行う不用品回収業者である弊社「エコリサイクル」を例に費用について紹介します。エコリサイクルの料金プランとしては、以下の通りです。
- 1K〜1DK:20,000円〜
- 作業員数:1〜2名
- 軽トラック:1〜2台分
- 1LDK〜2DK:50,000円〜
- 作業員数:2〜4名
- 1tトラック:1台分
- 3DK〜4LDK:100,000円〜
- 作業員数:4〜8名
- 2tトラック:1〜2台以上
実際の事例としては3DKのお部屋で作業員6名、エアコンやBSアンテナの取り外しや掃除込みで275,000円、買取が36,500円で差引238,000円でした。
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また2LDKのお部屋で作業員3名、掃除込みで80,000円、買取が11,000円で差引69,000円でした。
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実家の片づけはエコリサイクルまでご相談ください
宮城・仙台で実家の片付けで頼る人がいない場合、ゴミの量が膨大な場合は、ぜひエコリサイクルへご相談ください。
エコリサイクルでは近隣への挨拶からゴミの処分はもちろん、ゴミの仕分け作業や基本清掃も行います。また片付け中に、買い取れるものが出てきた場合には、買い取りもさせていただきます。
ご相談はこちら→仙台エコリサイクルお問い合わせページ
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